こんにちは!
浜松市浜名区(旧浜北区)にある
アーティフィシャルフラワー専門の
小さなお花のアトリエ
アンドブーケの小林みさきです。
今日は、私のアーティフィシャルフラワーとの出会いや、どんな想いで日々レッスンや制作を行っているのかなど、少しお話をさせてください。
もしお時間がありましたらお付き合い頂けたら嬉しいです!
アーティフィシャルフラワーとの出会い
アーティフィシャルフラワーとの出会いは突然で、忘れもしない「2010年2月」。
それまでざっくりと「造花」というくらいしか認識もなかったし、買ったこともありませんでした。
「アーティフィシャルフラワー」という言葉も知らなかったんです。
当時の私と同じく、今日このブログでこの言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、もしよろしければこちらのリンクも合わせてご覧ください!
さて、話を戻しますね。
2010年2月、新卒で入社し7年働いた会社を退職したのですが、職場の同僚が送別会を開いてくれました。そのときに花束を頂いて、その花束が生花ではなくアーティフィシャルフラワーだったんです。
受け取った瞬間、大袈裟じゃなく衝撃が走りました。
なに!このおしゃれな花束!?
こんなの見たことない!
え、造花なの!?
なんというか、まさに一目惚れの瞬間でした。
もらった瞬間の感動も印象深い出来事だったのですが、なんとそれだけで終わらず・・・
家に帰ってからもさらなる感動が待っていたんです!!!
というのも、、、
恥ずかしながら、この送別会のあと二次会&カラオケで、ほぼ記憶なしで帰宅して、、、そのまま倒れるように寝てしまって( ꒪-꒪)
生花だったら、万一ひと晩うっかり放置してしまったら、お花によっては朝には元気がなくなってしまいますよね。
だけど、この花束は昨日と同じ姿のまま、次の日も最高に最高にかわいかったんです。
静かに、でもとんでもなく感動して。
この花束の出来事をきっかけに、アーティフィシャルフラワーの魅力にどんどんはまっていくことになります。
わたしの仕事
拍車をかけたのが当時の私の仕事。
私は、大学ではプロダクトデザインを専攻し、住環境やインテリア全般の勉強~デザインの基礎を学んでいました。
昔からインテリアが大好きで、大学の友達はメイクやお洋服に夢中な中、私は休みの度にいろんな雑貨屋さんめぐりを楽しみ、バイト代のほとんどをインテリア雑貨に使う、そんな大学生活でした。
大学卒業後は、インテリアに関わるお仕事がしたくて、総合カタログ通販会社に就職し、インテリアカタログを企画・制作する部署で20年以上カーテンやラグ・ベッドカバー・家具・日用品・雑貨などの商品企画の仕事に携わっていました。
仕事柄、市場調査で大小あらゆるインテリアショップや雑貨屋さんをまわるのが、空気を吸うのと同じくらい、ライフワークだったんです。
そして、ちょうど私が「あの花束」をもらった2010年頃と時を同じくして、オシャレなアーティフィシャルフラワーを置くインテリアショップがどんどん増えていったんですよね。
市場調査で様々なショップに行く度に、インテリアにそっと寄り添ってお部屋をぐっと引き立ててくれるアーティフィシャルフラワーやグリーンってなんてすごいんだろう♡って、目が離せなくなっていきました!
お店のディスプレイを参考に少しずつ買い集め、自宅で季節ごとのアレンジやディスプレイを楽しんだり、もっとアレンジを上達したくて、気になる教室を見つけては様々なレッスンに通ったり。
気が付けば、フルタイムの会社員の傍ら、10年以上もの月日をかけてアーティフィシャルフラワーのフラワーアレンジメントが好きでたまらない、一番の趣味になっていったんです。
これを仕事にできたらとぼんやりと思い始めたのが2014年、自分の結婚式で「自分で作ったアーティフィシャルフラワーのブーケ」を持った経験からでした。
大切な一日のブーケを自分自身で作ることができる喜び、そして結婚式の後も枯れることなくきれいに咲き続けてくれるアーティフィシャルフラワーに大きな感動とこれからの時代への可能性を感じました。
そして、時はコロナ真っ只中の2020年。
これまでの常識がことごとく塗り替えられる未曾有の経験により、働き方や生き方といった根底の価値観が大きく変わりました。
自分はこの先どう生きていきたいんだろう、家族とどう向き合っていきたいんだろうと、たくさん考えました。
そして、フラワーアレンジメントを仕事にしたい、トータル20年弱フルタイムの会社員として働いてきた私が、これからはどこかに勤めるんではなく「おうち起業」という働き方ってどうなんだろうという可能性を模索し始めることになります。
そして、私は「シャビー&ナチュラル」というフラワーデザインの世界に出会いました。
日々、私のレッスンには、趣味の方はもちろん、お花を仕事にしてみたいなというご希望を持って来てくださる方もたくさんいます。
一概にお花の仕事と言っても本当にたくさんあるんです。
お1人お1人、ライフスタイルやなりたい姿をお聞きしながら、私の起業経験を踏まえアドバイスを行っています。
お花のお仕事に興味がある方は、ぜひこちらもご覧くださいね!
10年の時を超えて、生き生きと色褪せない奇跡の花束
今お話しした、アーティフィシャルフラワーとの出会いのきっかけとなった同僚からの思い出の花束は、今でも大切に大切にしている宝物で、ブーケに束ね、家に飾っています。
この画像は、そのときの花束です( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
そして、これは当時の写真じゃなくて、今朝撮ったものなんです。
すごくないですか!!
今は2021年。
あの花束を貰った日からもう11年も経っているんです。
一部のお花は後で足したりしたものもあるのですが、8割は当時のまま。
色褪せることなく、あのときの表情のまま、今も楽しませてくれています。
このお花を見るたび、新卒で入社した会社を退社したときの気持ち、一緒に働いていた同僚の笑顔や雰囲気など、その当時の光景までも一緒に蘇ります。
これはアーティフィシャルフラワーだからこそできる、素晴らしい体験ですよね。
「枯れない」ということへの価値と責任
とはいえ、私は生花も大好きです。
- 生花でしか味わえない香り
- 変化していく時の流れ
- なんともいえないムラのある色合い
- しっとりとした質感
- 限られた時間という儚さ
などパッと思いつく限りでも、生花にはこんなにたくさんの何ものにも代えがたい価値があります。
季節のお花を見にいったり、気軽に花束を買って帰ったりということもよくします。
生花やドライフラワーも大好きだからこそ、生花に触れる度、生花とは違う、永遠に咲き続けるアーティフィシャルフラワーの魅力というのも、自分自身で心から実感する瞬間がいくつもあるんです。
単純に”枯れない“って事実はすごい。
私は植物を育てるのが本当に苦手で、過去何度も枯らしてしまい、何度自己嫌悪したことか、、、
そんなズボラな私ですが、お花や植物のあるインテリアが本当に本当に大好きなんです。
水やりや枯れることを心配せずに、生花と見間違う程の美しさで、思う存分お花のある生活を楽しめるアーティフィシャルフラワーアレンジとの出会いは、目からウロコそのものでした。
大切に飾って、でも少し飽きがきたり、季節やその時々の好きなテイストで、ちょっと別の花や色の組み合わせを楽しみたくなったら、バラして組み直します。
そんなことができるのもアーティフィシャルフラワーだからこそ!
サスティナブルだなぁ。
昨今、ウェディングブーケも、アーティフィシャルフラワーで作られる方がすごく増えているんですよ。
私はこの仕事をしているから言うのではないですが、自分自身の結婚式の経験からも「ブーケ」をアーティフィシャルフラワーで作ること、そしてその質にこだわることは、自信を持っておすすめします。
もしドレスを購入したとして、式後自宅に保管しておくにしてもなかなか飾っておくというわけにもいかず、普段目にすることは難しいですよね。
でも、アーティフィシャルフラワーのブーケなら、お式が終わったあとも、インテリアの一部としてリビングの一等地や玄関に結婚式で持ったそのままの姿で気軽に飾れて、ずっとずっと何年も、家族とともに年を重ねていくことができるんです。
そして、ブーケがきっかけとなり結婚式の思い出話に花が咲き、その日のみんなの笑顔や言葉、光景が蘇ったり。
子供たちにも、ブーケを見ながらそのときの思い出をお話したり。
これって、アーティフィシャルフラワーだからこそできる、素晴らしい「体験」ですよね。
アーティフィシャルフラワーのデメリット
いいことばかり話していますが、もしデメリットがあるとすれば「値段」です。
高品質なアーティフィシャルフラワーはやはり高いです。
生花やドライフラワーのアレンジと比較すると、2~3倍の値段になってしまうことも珍しくないんです。
お花の素材自体が高いのもありますが、アレンジの工程もとても時間がかかります。
丁寧にワイヤーで補強してテーピングして、たくさんの技術とその手間が、イキイキと輝く丈夫なアレンジになるんです。
お花にこだわると、30cm前後の一般的な大きさのリースでも1万円前後、ウェディングブーケの平均では3~4万円と、この素材に馴染みのないお客様からはびっくりされてしまうこともしばしばあります。
でもね、思い出してもらえたらうれしいです。
このお花は、枯れずにずっと咲き続けてくれる、一緒の時を刻んでいくお花です。
生花の花束は、時期やお花の種類、活け方にもよりますが、概ね2週間ほどでしょうか、ドライフラワーでも1年以上飾れる種類もありますが、半年ほどで色が抜けていき、あまり長く放置してしまうと虫やカビなどの発生原因にもなります。
でも、この記事で書いた「私の思い出のアーティフィシャルフラワーの花束」は、もう10年以上日常を共に過ごし、今も生き生きと輝いてくれています。
その月日を思うと、その値段の価値って変わってくると思いませんか?
枯れないからこその、”品質の責任”
レッスンや制作をする上で、絶対に妥協せず、徹底的にこだわっている部分です。
アーティシャルフラワーは、屋外に飾ったり直射日光が当たる場所に置かなければ、本当に長い間楽しめます。
逆を言えば、いつまでも枯れることがないから、いらないものだったら困ってしまいますよね。
生花やドライフラワーの何倍も、品質、クオリティへの責任ってあると思うんです。
私の思い出の花束のように、受け取った方の毎日を長い年月一緒に積み重ねさせてもらえるようなアレンジをお届けしたいなと切に思い、日々制作をしています。
こんな長い文章を最後までご覧くださり、本当にありがとうございます!
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✓ナチュラルなアレンジを
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季節のお花が日々小さな癒しとなりますように。もしよかったらフォローしてご覧いただけたら嬉しいです♡
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